私の茶道経験と茶道用の着物を購入した体験談

私は大学時代、研究室の先生の奥様がされている茶道教室に通っていました。

茶道を習っていると、先生の教室以外で、お茶を頂くことがあり、そこにいらっしゃる方のお着物がとても素敵なので、私も着物を着てみたいと思うようになりました。

とは言っても、浴衣くらいしか持っていなかったので、茶道の先生に、着物を購入したいことを相談しました。

初めは近くのデパートで開かれている「大B反市」という着物の販売会場についてきていただいたのですが、先生が、「安い着物でも良いけれども、どうせ購入するなら自分のいつも着物を買っている呉服屋さんを紹介してあげましょう」ということをおっしゃって下さるので、後日、金沢の「ゑり虎」さんという呉服屋さんに先生の家に出向いてもらい、反物から着物を作っていただくことになりました。

自分で着物の古着屋さんに行って着物を見たりしたことはありましたが、実際に呉服屋さんで反物から作っていただくという経験はなかったので、紹介という形で着物を作っていただけることになるとは思ってもおらず、貴重な経験でした。

場所が金沢ということもあり、加賀友禅など、たくさんの素敵な生地があり、迷ってしまいましたが、予算の関係もあり、友禅ではない合わせやすいクリーム色の生地にしました。また、帯は光沢のある白い生地にしました。

合わせて、帯揚げ、帯締めもそこで購入させていただきました。総額で30万円少しになり、高額でしたが、かなりの割引をしていただいてのお値段で、後日着物が出来上がってから、現金で一括でお支払いをさせていただきました。

その着物はお茶の席で何度かと、大学の卒業時に着ましたが、現在は子育て中というのもあり、汚れるといけないのでタンスの肥やしになってしまっています。

子育てが落ち着いたら、また子供の入学式などで着ようと考えています。

思い出深いきものなので、手放すつもりはなく、出来れば子供にも着て欲しいと考えていますが、もし手放すとすれば、着物買取り業者さんもあるようですが、着ていただける方に譲りたいと思います。

着物というのはなかなか馴染みがないものになってきていると思うので、高額なものでもありますし、これから購入される方は、是非詳しい方に相談するなど、自分ひとりの判断で購入する前に、よく検討されて欲しいと思います。


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